最終更新日: 2026年3月25日
教育現場において新しいWebツールを導入する際、最大の課題となるのが「個人情報保護」に関する運用ルールです。多くの学校や自治体では、児童・生徒の氏名を含む機密性の高い名簿データを、インターネット上の外部サーバー(クラウド)に保存することが厳しく制限されています。
本システム「スケジュールメーカー」は、これらの厳格なセキュリティ基準をクリアし、安全に運用できるよう独自のシステム設計を採用しています。
最大の特徴は、児童や生徒の「氏名」がインターネット上に送信されることは一切ないという点です。本ページでは、個人情報を保護しながらWeb上で日程調整を完結させるための技術的な仕組みについて解説します。
本システムの安全性は、取り扱うデータを「ローカル環境(ご利用のPC)」と「クラウド環境(インターネット)」で完全に分離するアーキテクチャによって担保されています。

以下の個人を特定可能な機密情報はすべて、外部サーバーへは送信されず、操作中のPC本体(ブラウザのローカルストレージ)にのみ暗号化されて保存されます。
これらのデータが通信回線を経由して外部ネットワークへ流出することは構造上ありません。
保護者のスマートフォンから希望日を入力していただく「Webフォーム」を活用する場合に限り、システムを稼働させるための最低限のメタデータがクラウドサーバーに暗号化されて保存されます。
これらのクラウドデータには、氏名などの個人を特定可能な情報は一切含まれません。
「クラウド上に氏名データが存在しない状態で、どのように希望日と個人を紐づけるのか」という点が、本システムにおける最も重要なセキュリティ要件です。

万が一、クラウドデータベースに対する不正アクセスや情報漏洩が発生した場合でも、「K8J2X5」がどの児童を指すのかという正解データはクラウド上に存在しないため、個人情報の特定は不可能です。
クラウド上で通信される匿名データに対しても、強固な暗号化通信(HTTPS)に加え、「ゼロ知識暗号化」の概念に基づく設計を採用しています。

これにより、システム運営者(開発者)であっても、ユーザーのローカルデータやクラウド上の通信内容を解読することは技術的に不可能な設計となっています。
本システムでは、利用開始時に設定いただく「マスターパスワード」を運営側で保持・管理していません。
そのため、マスターパスワードを紛失・忘却された場合、運営側でのパスワードの再発行や、ローカルデータの復旧を行うことは一切できません。(データは初期化されます)
この仕様は、ユーザーの利便性を一部損なう可能性を含んでいますが、教育現場における最高レベルの機密性と情報保護を優先した結果としての措置です。パスワードの管理につきましては、ご自身で厳重に保管していただきますようお願いいたします。